2011年5月28日土曜日

岩手競馬の発売実績102% 地全協、経費圧縮求める

 県競馬組合議会(渡辺幸貫議長、議員10人)の定例会は27日、盛岡市内で開かれ、本年度の発売実績(6日間)が6億2200万円と計画比102・5%だったことが報告された。しかし、被災して使用できない場外施設もあり、前年度比は73%の大幅減。開催を当面見送っている水沢競馬場の復旧については支援を要請している地方競馬全国協会(地全協)から費用の圧縮を求められていることも明らかになり、議員からは早期復旧を求める声が相次いだ。

 本年度の発売は14~23日の6日間で、盛岡競馬場と場外の発売額は3億4900万円(計画比107・6%)、他競馬による広域委託が1億5900万円(同90・2%)、インターネットは1億1400万円(同107%)。(岩手日報)

復旧費1億9789万円 県競馬組合議会定例会、補正予算承認

 県競馬組合議会定例会が27日、県庁で開かれ、前年度の発売成績などが報告された。組合管理者の達増拓也知事が専決処分した東日本大震災による被災施設の復旧工事費1億9789万円を盛り込んだ11年度一般会計補正予算も承認した。

 昨年度(10年4月3日~11年1月10日)の発売成績は計画より6億1400万円少ない184億3500万円で、計画達成率は96・8%。震災で3月の特別開催などを中止したため赤字転落が危ぶまれたが、日本中央競馬会(JRA)などからの寄付金と経費節減で経常損益をゼロとし辛うじて存続条件である収支均衡を保った。

 奥州市の水沢競馬場のほか釜石、宮古、宮城・三本木の3場外発売所など計6施設が被災。県競馬組合は全壊した釜石場外発売所を除く5施設の早期復旧を目指す考えを示した。このうち、水沢競馬場のスタンドを除く1億9789万円分の復旧については、地方競馬全国協会が9割を補助し、組合が残りを負担する。しかし、水沢競馬場のスタンド部分の復旧には更に約1億8000万円かかる見通しで、同協会から費用の圧縮を求められているという。

 今月14日の開幕から23日までの6日間、開催された今年度第1回盛岡競馬の入場者数は前年度比4・1%増の1万9206人だった。(毎日新聞)

2011年5月25日水曜日

地方競馬4人目の女性調教師が誕生へ


 11年度第1回調教師試験の合格者が24日、発表され、名簿の中には、南関東で現役ただ1人の女性ジョッキー平山真希(30)=浦和・蓬田稔=の名前もあった。転身後は4人目の地方競馬現役女性調教師となる。00年4月の騎手デビュー以来、“浦和競馬の華”として奮闘。東日本大震災の募金活動では先陣を切って参加する姿も見られた。調教師として新たなスタートを迎えるにあたっては、「人に信頼される、かわいがられる厩舎にしていきたい」と豊富を語った。騎手免許の返上は31日になる予定で、浦和競馬2日目がラストライドとなりそうだ。その後は調教師としての花を咲かせる。(デイリースポーツ)
【写真】調教師試験に合格した平山真希騎手

2011年5月18日水曜日

2歳牡馬、名前つけて 夢はJRA挑戦 荒尾競馬組合


 荒尾競馬組合(熊本県荒尾市)が今年度デビュー予定の馬(2歳・牡〈おす〉)の名前を募集している。大津町の村山牧場で生まれ、公募は牧場オーナーで馬主の村山光弘さんが協力。命名者には県産ステーキ肉、他の応募者にも抽選で馬のしっぽの毛でつくったストラップなどがプレゼントされる。締め切りは今月31日。

 この馬は2009年2月20日に生まれ、昨年の荒尾競馬場での正月レース門松賞を制したレッドエンゼルが兄という。JRA(日本中央競馬会)への挑戦なども視野に入れているといい、同組合では「ファンの思いがこもった名前をお待ちしています」。

 名前は村山さんが選び、2文字以上9文字以内で企業名や個人名が入っていないことなど一定の条件がある。応募は荒尾競馬場内の用紙や、荒尾競馬公式HP(http://www.araokeiba.com)からも可能。問い合わせは同組合(0968・62・2210)へ。(朝日新聞)
【写真】名前募集中の馬=熊本県荒尾競馬組合提供